犬と猫…ときどき、君


深く深く、愛されるその時に、その感情は急に沸き上がる。


どうしてなんだろう?

どうして、あなたじゃダメなんだろう?


どうして私は、あなたと同じだけ、あなたを愛せないのだろう……。


こんな時、決まって蘇るのは――


“くるみ”


もう忘れたはずの、

君の声。



――……

―――……


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