こちらミクモ探偵事務所2

しかし、彼女は霞の聞きたかったことを無意識に自然に聞いてしまった。

そのお陰で情報を手に入れることが出来た。

そう言う意味では敬意を示すべき人物なのかもしれない。

霞はナツミの近くによると、小さく耳元で囁いた。

「貴重な情報、聞き出してくれてありがとうございます」

不思議そうな顔をするナツミ。
意味が分からないのも当然だろう。

彼は意味深な笑みを浮かべると、ナツミの綺麗な手に唇を落とした。

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