素顔の彼は御曹司!?
甘い夜


二度目の洸輝の家――。


相変わらずな、スイートルームの様な部屋で、あたしは街の景色を見下ろしていた。


都会って、昼間より、夜のネオンの方が、明るく見える。


そしてこの部屋も、昼間より、夜の方がロマンチックだな…。


「亜美、ごめんな」


そんなあたしを後ろから、洸輝が抱きしめてきた。


「何で、洸輝が謝るの?」


一瞬にして、あたしの心臓はドキドキしてる。


「だって、寂しい思いさせただろ?」


「あれは…、あたしのワガママだから」




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