my sweet love


「柚!オハヨー」

部屋を出た瞬間にびっくりするほど
大きな声で呼んだのは
悠だった


「びっくりしたー
もう悠!驚かさないでよ」


「ごめんごめん(笑)」

「どこにいたの?
起きた時から見当たらなかったから
気になってたんだけど」



「あ…とっトイレ行ってて…」


「そんなにずっと?」



「いや実は起きたら
おなか痛くなっちゃって
それで龍がついててくれて」

「そうだったんだ
もう大丈夫?」

「うんありがと」
苦し紛れの言い訳だったけど
悠は信じてくれたみたいで良かった

そんな思いが通じたのか
龍も智もこっちを向いて
安堵の表情を浮かべてくれた

「二人とも!
早くしないとおくれっぞ」
と龍が声をかけてくれたから
良かった





そういわれて
悠は焦り始め一度智の
家のほうに戻っていった

私も龍がきれいに整理してくれた
あの部屋に行って
支度をすぐに終わらせた

そしたら龍が
「また入院することになるのが
いやだったら覇瑠ちゃんには
しっかり伝えてちゃんと
連絡して来いよ」
って脅してきたから
「わかってます」

って適当に答えておいた


そんな時玄関から
「ゆーずー!」
って声が聞こえてきたから
二人で玄関に迎えに行った



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