「璃音、どうだった?」

「どうって……」

「燃え上がったりしたでしょ」


クスクス笑いながら、私をからかう楊子。


「もう」


きっと赤くなってしまった顔は、真実を示している。



「要が言ってた。璃音たちは強いなって」

「強い?」

「うん」


ベンチから突然立ち上がった楊子は、大きく一つ伸びをした。


「強いよ、璃音は」


彼女の言葉が意味深で、ふっと楊子を見上げた。


「もし、私たちが、同じ立場になったら……」

「楊子?」

「それでも、一緒にいられるのかな」


ぽつりと漏らしたその一言は、恋するものは誰だって経験する感情なのかもしれない。