大学生の私は、夏休みがたっぷりある。

光希の休みが、ほんの数日しかないことを知って、働くって大変なことなんだと改めて思う。


私はバイト先の隆史さんと真由美さんに無理を言って、休みの間、バイトを休ませてもらうことにした。



"もう、休みの間の代わりの人を雇ったから。彼のところに行くんでしょ?"

って笑いながら言われたときは、驚いたけど。
こんなにも理解してくれる人がいて、とても幸せだと思う。



一秒でも長く、光希と一緒にいる時間を作りたい。
そんな私のささやかな願いは、聞き届けられようとしていた。


そう、それができると信じていたんだ。