「璃音……璃音!」


遠くで、誰かが呼んでいる。

えっ、誰? 光希?


「璃音!」


その声が徐々に大きくなって、私はゆっくり目を開けた。
目前に広がるのは、真っ白な天井。


えっ、ここ、どこ?


見慣れない景色に驚き、動揺を隠しきれない。
思わず立ち上がろうとしたけれど、まるで体が動かない。鉛が入ってしまったように。



頭が……割れるように痛い。