設計課に戻るとヒロくんやほかの人たちも出社していた。

わたしは席につき社長の言葉を思い出していた。


どうしてわたしたちの仲を引き裂かれなきゃならないの?

会社の存続なんてわたには関係ないもん。

人を好きになる気持ちを邪魔する権利は会社にはないじゃない。

設計のお仕事はできないけど、会社のためになにもできないけど……

絶対に譲れないことがあるんだ。

中途半端な気持ちで別れたのではないし、やり直しを決意したわけでもない。

やっとの思いで……



だから。

お願いだから、もう誰も邪魔しないで。

社長も近藤部長も楓ちゃんも……

全員、わたしたちに近づかないで!