男のなかのオトコ
山籠もり?


よしっ、
鏡の前でウィッグをちゃんと被れているか確認した。

今日は早めに部屋を出よっかな。
荷物を詰めたキャリーケースを転がしながら部屋を出た。



「おはよー」

「「「おはよー」」」

な、なんていい奴らなんだ(笑)

「おはよー春!」

「おはよー優!、あれ?今日も2人は遅刻か?」

「多分もうそろそろ来ると思うよ、ホラッ」

タイミングよく2人が教室に入ってきた

「うっーす…」

「……。」

「2人ともおっせーよ」

「眠たかったんだからしゃーねーだろ」

こいつは常眠たいのか?


ガラガラガラ

「全員来てるかぁ?席つけぇ」

あいかわらず無気力な先生が教室に入ってきた。
「みんなきてまぁす」

「おおそうか、んじゃ行くぞ~」

「「先生、結局どこ行くんですか?」」

口々にに疑問をぶつける。

「着いてからのお楽しみだ(笑)」

なんだか先生怖っ





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