レンアイ 韓国年下男の子
5章 オダイバ
お台場行きの電車の中は、

カップルだらけで、

手をつないだくらいじゃ目立たなくなっていた。

体を寄せ合っている若い子たち。

私たち、どう見えるかな?

姉さんカップルに見えたりしないだろうか?

それより、ジョンフンはどう思っているのだろう。

年上なのは、わかってるみたいだし。

でも、彼の笑顔を見ると、

いろんなことが言えない。

いろいろ考えるのが、バカらしく思えてくる。

今を楽しんでいる。

そう、彼からはそういうオーラが出ていた。

今。
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