人生なんて、瞬きしている間にも何が起こるかなんて分からないのよ!


それが、私の母の口癖である。


そんな母が名付けた私の名前は――


「刹那先輩、俺と付き合って下さい!」


――実に母らしい『刹那』だった。


「ごめんなさい…」


母は“一分一秒たりと無駄にするな”という意味を込めて名付けたのだろうけど――

   ・・
「また瞬殺よ、刹那先輩!流石は名前通りね〜」


――…かなり迷惑だったりする。


「おっはよ〜ん♪」


背後からガバッと抱き着かれて、私は見開いた目をわざとらしく細めた。


「雫、アンタねぇ…」


私は背後の親友に、待ち合わせと言う名目で、強制的に相手の告白に付き合わされたのだ。


つまり、今回の告白は雫に仕組まれた訳。

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