「舞踏会ですか?」


私が差し出した招待状に思わず驚くディアン。


数分前の私とアリアと全く同じ反応である。


「あの狂王が舞踏会を開くだなんて、珍しいですね…」


「アリアと私にまで招待状があるんだけど…」


私とアリアは招待状を見せる。


「ディアンが招待されるのは解るんだけど、私達がなんで招待されるのかな?」


アウリス第一王子のディアンが国賓として招待されるのは当然だが、庶民の私とアリアは別である。


「あの狂王の事ですから、何かあるのは解りますが…」


ディアンは招待状から私に視線を移し、「まさか…!」と小さく呟いた。


「ディアン…?」


「刹那、急いでドレスを用意しますよ!」


「え…?」


「アリアのドレスも用意しますから、お二人は僕に全て任せて安心して下さい」

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