馬車で揺られて半日、私は広大な敷地に立てられた学園を見上げていた。


予想していた学園とはかなり雰囲気が違う。


なんか、緊張感が漂ってるって感じかな?


一般市民の生徒が通うような学園でない事だけは、何となく解った。


「刹那さんですね?こちらへどうぞ」


案内役らしい女生徒が、私を学園内へと誘導する。


私は彼女に案内されるまま、学園長室へと招かれていた。


「お入りなさい」


ノックもしないままに、部屋の中から声がする。


女生徒がどうぞ、と私を中に進め、私は一人で部屋の中へと足を踏み入れた。


部屋の中は本棚が一杯で、学園長とおぼしき白髪の女性が長椅子に座りながら私を青い瞳で見据えていた。


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