☆一番星☆
笑顔
.



翌日、ファミレスでの休憩時間に隼人さんと一緒になった。




「絢華ちゃん、昨日のって……」




そう眉を下げながら話してくる隼人さんに、昨日、舜と一緒にいたのを見られたことを思い出した。




「隼人さん、……あたし、昨日の彼と付き合い始めたの」


「……」


「隼人さんには、ちゃんと言わなきゃって思ってたんだけど」


「ん」


「隼人さんって、あたしにとっては、ずっとお兄ちゃんみたいな存在だった。今でもそうだけど」


「お兄ちゃんか……」




隼人さんは天を仰ぎながらそう呟いて、苦笑する。




「だからいっぱい助けてもらったし、凄く頼りにしてた」




隼人さんがいなかったら、あたしはこんなに笑えなかったかもしれない。


蒼太や優華も、あんなにのびのびと育っていなかったかもしれない。
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