☆一番星☆
ラブレター
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翌日、朝から舜の車で優太のお墓参りへ出かけた。


お墓を洗って、お花を備えて、ろうそくと線香をあげて……


蒼太と優華が手を合わせてる横で、あたしもしゃがんで手を合わせる。




優太……


今日はね、報告があるの。


優太は賛成してくれるかな……


それとも反対されちゃうのかな……




あのね、優太……


あたし、優太の他に好きな人ができた。


佐伯舜くんといって、二つ年下……


“二つも年下の奴には、蒼太も優華も任せられない”って、怒っちゃうかな。


でも……あたしが好きになっちゃった。




今でも優太のことは愛してるよ?


でも、優太は現実にはいない……




ねぇ優太……


あたし、この先の人生を、舜と歩んでいってもいいかな?
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