☆一番星☆
プロポーズ
いつの間にか年が明けて、そろそろ蒼太の入学準備を始めなければ……と、何かと慌ただしくなった。


でもそれ以外は何も変わったこともなく、いつも過ごしているような幸せな日常を送っていた。




今日も蒼太と優華が寝静まったあと、いつものようにソファーに座ってまったり過ごしていると……



「絢華、俺のちょっぴり昔話していい?」


「ふふ、ちょっぴり昔話?」


「ん」


「うん。聞いてみたい、聞かせて」



あたしがそう言うと、舜はテレビを消してから、正面を向いていた体をあたしの方へ向けて……


話し始めた。
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