* あたしはお母さんと似ている…



次の日、午後の三時をすぎてやっと、お母さんの部屋から活動し始めた気配がした。

もう一つの足音の主もまだいるのだろうか。

まったくの他人が家にいるというのはめずらしいことじゃない。

それでも慣れることがなくて、ただ落ち着かない。


お母さんは夜の仕事をしていて、朝方になって帰ってくることが多い。

お父さんはずっとまえのある日、突然出ていって、それを考えると夜の仕事でもしかたない。


お兄ちゃんは学校が終わると夜まで絶えずバイトをやって家計の手伝いをしているし、高校にのんびり通うだけのあたしは居心地が悪い。

だから、家事をするのはあたりまえだと思っている。


お兄ちゃんは、のんびりしていることのほうがあたりまえだと云って、あたしにはバイトをさせてくれない。


そのことはともかく、お父さんでもお兄ちゃんでもない男の人が家のなかで息をしているのは好きじゃない。

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実兄妹  禁断  タブー  性愛  溺愛  ヤンデレ  家族  シリアス  ダーク 

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