*壊れた家族...



小学四年生だった十一月のある日、お父さんはいつもにない時間に帰ってきた。

あたしが学校から帰った四時。

パート勤めのお母さんが帰ってくる五時までという、短い留守番の始まる時間だった。


みずみずしく濃い緑色をしていた葉は、夏を越えて気温が下がるとともに濁り、そして、緑だった気配をなくしてかさかさな様に変わった。

道路の十字路に出たとたん、風が茶色くなった葉を吹き飛ばしながら冷たく躰に纏いついて一瞬のうちに離れていった。


そういうのを木枯らしと呼ぶのも知らなかった頃のことだ。

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実兄妹  禁断  タブー  性愛  溺愛  ヤンデレ  家族  シリアス  ダーク 

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