*閉ざされた家...



連休の始まった翌日、目が覚めたのは昼近くだった。

独りでは、休みとなると着替えと掃除をするだけで何もすることがない。

ぼんやりと窓の外を眺めるけれど、殺風景なアパートが並んでいるだけの景色は、馴染みも薄れて何もあたしのなかに入ってこない。


ふたりのものだったこの部屋ですら、ときどき他人行儀にあたしを迎える。

そう、家に嫌われているのはほかのだれでもなく、きっとあたしなのだ。


ずっと探していた答えを見つけた気がした。

すると、着替えたことさえ無意味になる。

急にすべての音が遠ざかった。


部屋に閉じこもっていると、ふいにドアチャイムが静寂を破る。

普段からめったに訪問者はいなくて、どうかすると見知らぬ音のように聞こえる。



だれ?


……お母さん?


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