俺様王子にご注意を

□悲しい過去。


───

「はー、」

湯船につかり大きなため息を
ついた。

なんとか1日乗り切らなきゃ...。

そんなこといっても...

やっぱ緊張するよ...。

おばさんはやくかえって
きてほしーな...。

「はー...」


そして髪を洗い
お風呂からあがると
まだお皿を洗っている和也がいた。

「まだ洗ってんの─??」

すると和也は私のほうを
少し睨んでなにも
言わなかった。

「手伝う??」

「別に...。」

さっきの和也とは別人の用だった。

なんだろ...?

そう思いながら台所の
ほうまでいくと...

さっき私が見たメモは
なくなっていた。

「あれ...?」

「...何?」

「なっ何でもない...ょ。」
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