あたし、山下 莉子(やました りこ)は、今とっても困ってます。


【from:永瀬 陸くん

今日俺ん家来いよ。】


そんなメールが彼から来たからです。


「莉子、メール見た〜?」


休み時間、そう声をかけてきたのは、あたしの彼氏。

永瀬 陸(ながせ りく)くん。

淫らに開けた制服のボタン。

その隙間から覗く柄物のTシャツ。

少し大きめズボンをズラして履いていて、たまに…その……下着が…見えます。

あたしはそのズボンを見る度にお腹まで上げたい衝動に駆られます。

左耳にはたくさんのピアス。校則違反です。

髪は、金に近い茶髪。校則違反です。

彼は世間一般でいう、いわゆるヤンキーくんです。


「なぁ莉子って!メール見た〜??」


ボーッと彼を見ていると、急に目の前に彼の顔が現れた。

覗き込まれるカタチになる。


「え、あ、はい。見ました。っていうか…永瀬くん、授業中にメールは禁止なハズです。先生に見つかると、没収されますよ?」

「…バレなきゃいいんじゃね?」


…いや、そういうことを申しているのではないのですが……。


「…それより、返事はオッケー??」

「え……あぁ…でも、急ですし…お家の方は…?」

「あぁ今日は親いねぇから、気にしなくていいよ。」

「……だったら、尚更ご両親が不在の時にお邪魔してもよろしいんでしょうか?」


お邪魔するのに、手土産もご用意していないし……。


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