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偽装から真実へ
本当は好きなのに、自分の気持ちを隠して鉄壁の仮面を張り付けている阿美子。そして、そんな阿美子の気持ちに全く気付いていない怜。
気づいていないからこそ、怜は阿美子に偽装結婚を持ちかける。

ほんの少しでもそこに愛があるなら…と、微かな想いから受けた阿美子だけど、そのことによって、怜の何気ない一言に傷ついていく。
誤解とすれ違いによって、お互いがお互いのためを思っていう言葉で傷つけあっている姿は、読めば読むほど切なかったです。
偽装から始まったことにより、お互いの気持ちを知ることもなく、だからこそ、その真実を知らずに傷つけあっていく。ほんの少しの糸を紐解くだけで、すべてがうまくいくのに、それができないことが、読んでいてもどかしくて切なかったです。

聖凪砂
13/10/15 11:40

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