これを運命とするならば
7. デレ系?





―――初めて“欲しい”と言えた。
…椿は私のものだ。


願わくば、これが夢なんかじゃなく現だと。












「…ん」


うたた寝でもしちゃったかな。
瞼を開けると知らない部屋にいて、一瞬戸惑ったけどすぐに思い出した。


ここは三柴さんのマンション―――…



「あっ!」


そこで三柴さんが寝込んでいたことを思い出した私は、慌てて寝室に向かおうとした。





< 83 / 105 >

この作品をシェア

pagetop