俺様生徒会長

まかさの命令?!

ふぁっ…やっぱり朝は眠たいです…。
入学二日目でこんなに眠いとは…
高校生活恐るべし!!

――ガラッ

「あっおはよ、美奈。」
「おはよー…桜花。」
「何?また眠たいの?」
「あー…うん…」
「授業中に寝ると、次は居残りかもよ?」
昨日の事は、桜花に話した。
先生のことも、あの……悪魔のコトも。
「あははー…そうかもね…」
できるだけ努力しまーす…
「おーい、お前ら席つけー」
「じゃ、後でね」
「うん。」
 自分の席へと向かう桜花にむかって手をひらひらさせながら、にっこり笑った。
「これからSHRをするぞ。」
 先生が声をかけた。
 そういえば、私の隣の席って誰なんだろ?
 入学式の日もいなかったし…。
 SHRなんてそっちのけでMy worldにいたら、もうSHRは終わったみたい。
 先生はさっさと教室を出て行った。

「「「「キャーーーー」」」」
 と女の子たちのたっかい声が校内に響き渡る。
 まーたですか… 入学してまだ二日目なのに、何を意味する叫び…いや歓喜の声なのかすぐに分かる。
 どうしたらそんな声が出るの??
 ボケーっと考えていたら、四人の男の子が私の前に現れた。
 え?何事?!
「おい」
「は?私?」
「お前以外に誰がいる」
 ですよねー…
「要件だけ言う。今日からお前には生徒会に入ってもらう。」
 ……はい?
 今、なんと??
「じゃ、それだけ」
「じゃぁ~ね~美奈ちゃん♪」
 ?!なんで私の名前、知ってるの?
 ってそうじゃなくて!!


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