社長と小悪魔ハニーの年の差婚

~美古side~

トーマは私の耳元で囁いた。


「…早く食え…。ホテルに泊まるぞ」


「!?」


「いいの??」


「朝一で栗原に着替えのスーツを届けさせる」


私はトーマの言葉でさっきの不満なキモチは飛んでいった。


二人の時間は本当に貴重。


「ブログのお詫びも兼ねて…私…奉仕します…ご主人様」


「!!?」


トーマは私から視線を逸らして、頬を染めた。



「たくっ…場所を考えてモノを言え…」


トーマは私の耳元で詰るように囁いた。
本当は嬉しいクセして、私を叱責して、テレ屋な自分を誤魔化す。
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