病院を受診してから2、3日後。

朝起きた時に違和感を覚えた。どうも調子が悪い。

二日酔いのような不快感。

当然、妊娠が判明してからお酒は飲んでいないから、二日酔いでは無い。

うーん、これは・・もしかして・・・つ、わ、り?

とうとうきてしまった。

つわりが無くてラッキーと思っていたのは完全に早とちりだったのだ。

私は寝室を出てフラフラとリビングのソファに横たわった。

吐くまではいかないが、気持ちが悪い。

まさにおえ~と言った所だ。

ここから私のつわりが始まった。

まず、世の中全ての匂いに超敏感になった。

まずはつわりの代表格であるご飯の炊ける匂いを筆頭に、食べ物の匂いがかなりキツい。

飲食店の前を通ると漂ってくる美味しそうな匂いも私にとっては悪臭となり、会社の食堂は地獄のようだった。

コンビニに入った瞬間吐きそうになることもしばしば。

普段感じたことも無かった冷蔵庫の中も色々な食材の匂いが充満していることを知った。

脱臭剤をいくつも置いたが、冷蔵庫を見るだけで気分が悪くなりそうな程だ。

私は毎回息を止めて冷蔵庫を開け閉めしていた。

一番キツかったのは週に2回のゴミ出し。

ただでさえ吐き気漂う朝に家中のゴミを集めて回らなければならない。

生ゴミはもちろんのこと、紙のゴミでさえ匂いを感じて吐き気を催してしまった。

泣きながら吐いたり吐きながら泣いたり、もう何だかよくわからない。



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