カフェオレ

素直な心

突然、無言で涙を流し始めた私に気付いた五十嵐さんは少し驚いていた。

けれど優しく背中をさすってくれ、

「寂しかったね。」

そう言った。


私は溜まらずに、ボロボロと涙を零しながら、

「さみしい…っ!」

と声を絞り出し、泣いた。


叔父さんは何も言わなかったけれど、心配そうにこちらを見ていた。


人前で泣くのは嫌いだけれど、不思議なくらい自然に泣けた。

私、ずっと誰かに言いたかったんだって、今頃気付いた。
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