バーチャル歴史的愛情故事
第壱章□運命の出会い




「はぁ…………」



美濃は深いため息をついた。


「なんで私が誕生日にフラれなきゃなんないのよ、納得いかないっつーの…………」



美濃は先ほどまで恋人と誕生日パーティーを開いていた。

そのとき、突然告げられた別れの言葉。



いきなりすぎて、言葉が飲み込めなかった。




“もう俺は、美濃の側に居られない”


“一人でちゃんと暮らしていくんだよ”





ワインを3本あけた時だっただろうか、その言葉を受け入れることができないまま恋人は帰っていったのだ。



「マジ男ってよくわからないわ…ああーもうムカつく!明日も休みだから今日は徹夜でゲームするわよ!」



乱暴にゲーム機のスイッチを入れ、いつものロード画面を待っていたそのとき─────




ピカッ……!!!!!



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