彼女志願!
「あ……」
強すぎる快感にイヤイヤと首を振る。
「いいえ。凛先生もそうです。処女のくせに……」
耳元に注ぎ込まれるかすれた穂積さんの声に、目眩がする。
「淫乱……」
ひそやかな声とともに
決して乱暴に動かない指先は、蛇のように
私の脚の間にすべり込む。
性の歓びを知ったイブは、きっとアダムに満足なんかしないだろう。
飴と鞭を使い分ける、狡猾な蛇の虜になったことだろう。
「あ、穂積さ……っ……」
「ああ……早くここに入れたいな……ダメ?」
子供みたいにオネダリされて
「だ、だめっ……!」
私は意識を半ば飛ばしながら、悲鳴交じりに、首を振った……。