彼女志願!
「いいえ。俺だって、まさかこんな気持ちになるとは思わなかった。人の気持ちは変わります。無常ではいられない」
だったら私の気持ちは、きっと強く、より確かなものへと変化していくだけだ。
そう思ったけれど、あえて言葉にはしなかった。
それはこれから先で、ちゃんと態度で示せばいいことだもの。
「穂積さん……」
「これから先もずっと。あなたは俺のものです」
偏執狂なところがある俺を好きになったんだから
諦めなさい、と耳元でささやいて
彼はまたゆっくりと、私をベッドに押し倒し、愛をささやいた。