スイートルームの許婚
愛斗とあっちゃんは『洋花堂』の焼きプリンの話で盛り上がった。



愛斗が私以外の女性と親しげに話している。

私のそのシチュだけで、胸に妙な熱が湧き上がってきた。



----嫉妬のような感情。



あっちゃんは別に愛斗に対して好意を持ってるわけじゃないのに。



私はあっちゃんに嫉妬している。



凄く変だーーー・・・



「桜先生?」


沈黙して、考え込む私にあっちゃんが話しかける。



「何を考えているんですか?作品のアイデア浮かびました?」



私がボーッとしてると直ぐにあっちゃんは作品に結びつける。



あっちゃんに嫉妬してたとは言えず…



「そ、そうなの」
私は適当に相槌して、愛想笑いで誤魔化した。











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