「舞ちゃんが大きくなったら、素敵な王子様が迎えに来てくれるのよ」


子供の頃から、母に何度も繰り返して聞かされた言葉「いつか王子様が……」


「ホント? おっきいお城に住めるの? いちごのケーキ、い~っぱいあるかな? キレイなお花は咲いてるかなぁ」


舞はいつも無邪気に答えてきた。

でも、それなりに大きく……人並以上に成長してからは、夢見がちな母の空想だとちゃんと判っていたつもりである。


そう――二十歳になるこの日までは。



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王子  シーク  許婚  運命  独占欲  婚約者 

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