《完》パーフェクトウエディング*社長の奥様は22歳*
「・・・店はどこにあるの?」



「…みなみ西口から歩いて5分の『サザンクロス』って言う店だ…源氏名はサクヤ」


「へぇ~っ」


「聞いたからには来てくれるよね」


「それは・・・」


「待ってるよ…留奈さん」



佐久間君は甘い煌めきの湛えた瞳で私を見つめ、満面の笑みを向ける。



「・・・」



彼の熱い瞳と微笑に私は心を巣食われた。



私は強引な男性に弱い性質なのかもしれない。
< 19 / 190 >

この作品をシェア

pagetop