あなたへ
7
―夏は仕事にはげもうかな―
残酷な言葉だったね
あたしと一緒に過ごしてくれないんだと思って
あたしはむきになって
予定を詰め込んだ

そしたら意外と楽になれたんだ
忙しさがあなたと会えない時間を紛らわしてくれる
だからあたしはあなたにいっぱい話したの
今日のあたしも昨日のあたしも知ってほしくて

何にもわかってないあたし
あなたはそんなあたしも
許してくれていたんだね
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