【完】君しかいらない
安元陽斗
えっ!?もしかして、あたしつけられてた!?


と思ったけど、きっとそうじゃないと思う。


あたしが、この彼をつけたことになってるんだ……って、男の子の次の言葉を聞いて理解した。






「コソコソ付け回してんじゃねーよ。どこの学校だ?言えよ……」


グッと肩を掴まれ、恐怖を覚える。


ひぃっ……!


あたし、つけてないのにっ!!


「どこって……中央高校」


「ウソつけ。お前なんか見たことねーから。しかも今日学校だろ」




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