恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~

彼女の変貌~紫苑side~

紫岐に心臓を撃たれた時は正直、もうダメだと思っていた。



でも、やはりプロ…


撃った相手を生かす方法は心得ているようだ。



俺は身を持って彼の銃の腕の凄さを理解した…



ヤツが殺したいと思えば俺は多分、殺されていた…



「失礼します…」



「!?」



栗原が清掃業者の姿で入って来た。



「何だ?お前…そのカッコは?」



「お前の見舞いに行きたくても…ここは警察病院だから…普通の見舞い客でも検査が厳しいんだ…」



「で、わざわざ清掃業者の振りをしたのか?」



「まぁな」


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