恋する刑事(デカ)~君のハートに狙いをつけて~
「結婚は・・・。私はあなたよりも年上だし、おまけに料理も家事も得意じゃない。それに、暴力的だし…女らしいトコはひとつもない…私なんて…止めた方がいい。左京さんにはもっと…いい女見つかるはずだ…」




「俺の射程圏内入ってきて…よく言うよ」
急に左京さんはココアのようなこげ茶色の瞳をキラリと光らせる。




射程圏内って・・・
射撃には自信あるのか?


「…」



「俺に落とせない女はいない。目をつけた女を落とす命中率は100パーなんだ…」
自慢げに声高らかにして言う左京さん。



「・・・」



頭、完全にイカれてる…大丈夫か?コイツ。








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