「シロこそ、馬鹿だと思うのよ」


次の日の放課後、私とりさはファミレスに寄って、パフェを食べながらお喋りをしていた。


頬杖をつきながら漏らした私の言葉に、りさは「へえ」という気のない返事をしてきた。


「なによ、そのいかにもどうでもいいってかんじの態度は!」

「また何か言い出したわー、と思って」


そう言って、りさはメロンソーダを飲む。私は「だって」と頬を膨らませた。


「…私の好きな人も知らないのに、『なんでもわかる』なんて。シロのくせに、生意気だわ」


生クリームをスプーンで掬って、ぱくり。

思わず、心の中で甘〜い!と叫んだ。

でも、たまには甘いものも食べたくなるのよね。


甘いものでも苦いものでも、食べるだけで幸せになれるスイーツは素晴らしいと思う。

美味しいお菓子を作り出せる全ての人に、是非とも姫宮美愛子賞を贈りたいわ。

誰が見てもご機嫌だとわかるくらい笑顔でパフェを食べる私を見て、りさは「生意気、ねえ」と呆れたような顔をした。



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