モノクロ*メランコリック
火花散る合コン
そうしてやってきた、金曜日の放課後。
私は花凛ちゃんと、そのお友達の瑠奈ちゃん、千佳子ちゃんと学校を出た。
私達が四人ってことは、澤野くんたちも四人ってことなのかしら。
四人で街中を歩く。
目指すのは、カラオケみたいだった。
「ミアちゃん、今日はごめんね。来てくれてありがと〜」
花凛ちゃんが、また手を合わせて謝ってくる。
私は軽く笑って、首を横に振った。
「ううん、いいよー」
「何気にミアちゃんと遊ぶの初だよねっ。楽しみ〜」
明るく言ってくれる瑠奈ちゃんに、救われる。
千佳子ちゃんは比較的物静かな子なのか、黙ったまんまだ。
ちらりと視線を向けてみると、思いの外早く気づかれた。
そして、優しくニコリと微笑まれる。
ぎゃあ可愛い。
なによ、ギャップにやられちゃうじゃないのよ。
この三人、外見もそうだけれど、充分中身もいい子そうだわ。
澤野くんたちを狙ったりしなければ、もっといい男を捕まえられそうなのに。