5階建てのマンション、就職してからずっと代わらず住んでいる1LDK。

右手は河合クンの熱い手に繋がれたままだから、左手でぎこちなく鍵をあけ、招き入れる。

と、待ちきれなかったように玄関の壁に押し付けられ、唇が塞がれる。

抗うすべもなく、容易に口内に入り込んでくるそれに絡め取られる。

靴もジャケットも身に付けたまま、お互いの口内を貪る。


角度を変えて執拗に求める唇に河合クンの首に手をまわしてもっと近づける。