もっと大切にする~再会のキスは突然に~

「今もここで葵が働いてるのかわかんなかったし、ほんとに会えるって期待してたわけじゃないけど…。でも、葵見たら、この肌にすぐ触れたくなった。」

そう言って、私の二の腕に指を滑らせる。


そういえば、昔付き合っていた時もこうやって私の腕やお腹を触っていたっけ。


「葵の肌、ほんと気持ちいい…」


河合クンのほうにぐっと引き寄せられた体を、腰を、背中を、くまなく撫でられていると、ほとんど二人でくっついて過ごしていたあの頃に戻ったみたいだった。
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