エロスからタナトスへ
11 韓国ファンミ
一人参加だと、

知らない人と同室になった。

私は、全然平気。

むしろ、どんな人と一緒になるか、

楽しみだった。

ホテルに着くと、部屋割が発表された。

「2045室。里中詩雨子さん。」

「はい。」

「三上はるかさん。」

「はい。」

20代のようだ。

「よろしくお願いします。」

お互い挨拶した。

「私、韓国ファンミは、初めてなんです。」

「そうですか。私は、何度か来てますよ。」

「え?でも、おひとり・・・」

「友達は、いますよ。

 でも、みんなけっこうばらばらに申し込んでるんで。」

「そうなんですか。」


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