美味しい時間
忘れていた、カフェ・ボンジョルノの苦味


心も身体も繋がったあの日から、私と課長は甘い日々を過ごしている。
仕事帰り、私の部屋に泊まって行く日も多くなってきていて、課長のために
買い物に行ったり献立を考えるのは、とても楽しいひと時だった。

一緒にお弁当を食べるのも続いている。
日に日に注文が増えていく課長だけれど、そこは惚れた弱み……。
ついつい何でも言うことを聞いてしまっていた。

ちなみに今日のお弁当メニューは、照り焼きチキンに小エビのフリッター、
ブロッコリーのサラダと毎日の定番“甘い卵焼き”

う~んっ、お昼休みが待ち遠しい!!

「百花。もうお腹減ったの?」

美和先輩から声をかけられて、自分がボーっとして口をぽかんと開けて
いたのに気づいた。

「そ、そんなことないですっ」

慌てて口を閉じ、途中やりだった書類の計算を始めた。
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