いつまでもどこまでも…

side 友香



side友香

家を出て、今私は友達の家に来ている。


百瀬 胡桃って言って美人さん。

今一番仲良い子。

「ともかぁー布団とか予備の無いから一緒になる感じになっちゃうけど良い?」

「うん。大丈夫」

、、今頃陸は何をしているんだろう

まだ、女遊びしてるのかな

それとも私の子と探してくれてる?


…そんな事あるわけないか


てかなんで自分から別れたくせに

陸の事ばっか考えてんだろ


はぁーほんっと未練タラタラ


こんな自分が嫌になる。


浮気されてもまだこんなに陸のことが好きだと、、

恋しいと思っている…

いい加減忘れたいのに忘れられない。

それがすごい悔しくて、

悔しくて悔しくて自然と涙が出てくる。

ボロボロボロボロ…

次から次に、、流れてきて止まらない。




しばらく泣いていると背中にぬくもりを感じた。

「友香…辛かったんならもっと早く相談しなさいよ」


胡桃が私のことを抱きしめてくれている。

とても暖かい。


でも、心の中は全然あったかくならなくて。。


「ごめんね」

としかいえなかった…

ほかの言葉を言う余裕なんて、今の私にはこれっぽっちもない。



それでも胡桃は私が泣きやむまで静かに私を抱き閉めてくれていた。


それがとても嬉しかった。
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