窓際のブラウニー
第15章【さよなら】



それから、お義母さんは毎週休まずに習字教室や、お手玉教室へ行くようになった。



水曜日、私はまだ期待していた。



いつか会えるんじゃないかと。




そんな日々を過ごしながら、1ヶ月が過ぎた。



もうすっかり季節は春になり、温かな日差しが寂しさを忘れさせてくれた。




夫の携帯電話を見ようと何度か携帯に手を伸ばしたが、やめた。


知りたくない事実が詰まった携帯電話に触れることすら汚いと思った。




田所さん、あなたは今どこにいますか?



まだ写真を撮っていますか?



あなたの隣には今も雪子さんがいますか?





田所さん、桜の綺麗な季節になりましたよ。



お元気ですか?





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