私の親友の野宮ちづる(ノノミヤチヅル)ちゃんは小笠原先生の大ファン。


クールでいいと言うけど。私から見れば気だるそうに見えるだけ。


でも、竹刀を振る先生の姿に私は見蕩れてしまった。



面越しに見る射抜くような鋭い紫の双眼。


勝負には負けたけど、心を奪われた時から私の負けはキマっていた。



「花奏…小笠原先生と結婚するってホント?」



既に、ちづるの耳にまで届いていた私と先生の婚約。



「家同士の事情と言うか…ゴメン…」



ちづるに私は頭を下げる。



「いいよいいよ…花奏は美少女だし、小笠原先生とお似合いだよ!!」


「え、あ」



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