片翼の天使
適当な毎日
「あーよく寝た!意外と朝食美味しかったし。でもシケてんなー」

翌朝。
あたしはひとり朝食を平らげ部屋を出た。
もちろんリュウジの財布から金を抜く事も忘れない。

「3万か…また暫くは安い服か」

よく寝たお陰で体が軽い。
あたしは久々にマンスリーのアパートに帰ると服を着替えてすぐに部屋を出た。

「あ、おはようございます」
「あら。サラちゃん早いわね。今から学校?」
「はい。どうしても取らなきゃいけない講義があるんです」
「そうなの。行ってらっしゃい」
「失礼します」

昔から童顔のおかげで若く見られる。
今は大学生ってことにしてる。
25で大学生って。
ダブりすぎだし。

あたしはとりあえず駅前のデパートに向かった。
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