少しだけ眠気を残したままで出勤した。


とりあえずデスクに荷物を置いた時、欠伸をしながら三浦君が執務室に入って来るのが見えた。
今日の捜査活動の打ち合わせをしようと名前を呼び掛けた時。
主任のデスクの緊急コールが音を鳴らした。


聞き慣れた音に、その場にいた全員が動きを止める。
直ぐに加納さんが電話に近付いてコールを取った。


「はい、特捜、加納です」


スピーカーホンで応対した通話が執務室に流れる。


「東京湾で乗用車の転落事故発生。
直ちに出動せよ」

「了解」


短い指令。
それをあっさりとオフにすると、加納さんが顔を上げた。


「……だと。とりあえず行くか。
あ、花村と三浦は残って、通り魔事件の方の調査進めて。
何か手が必要になったら連絡する。
他。緊急案件持ってる人いないね。全員東京湾に出動」

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