つんざく様に凶暴なブレーキ音。



車の流れが麻痺した。



一瞬世界が止まった様に。



だけどすぐに我に返った他の刑事が、

倒れている経田に駆け寄って行く。



誰が呼んだのか、

直ぐに救急車のサイレンが聞こえた。



当たり前だけど大騒ぎだった。



その場の収拾は加納さんと山川さんに任せる。



事件担当の私と三浦君は

警察病院に搬送された経田に付き添った。



直ぐに緊急手術が行われた。



焦ってもどうしようもない事はわかってるのに、

身体中の血管が波打つみたいにドキドキしていた。




どうして。どうして。




誰も答えられないとわかっているのに、

つい声に出してしまう。



―――求めた答えは示されないままだった。

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