捨てられない恋



「じゃ、ゴミ捨てよろしくね?
 ゴミネギシさんっ♪」




放課後。



掃除が終わった教室で、
一つのゴミ袋を投げつけられる


私。





見事に私の体に命中したゴミ袋は

ボスッと音を立てて床に落ちた。





「あはは~ゴミネギシとか
 ウケるぅ」


「さすがエミ!
 あだ名のセンスあるーっ!」


「えへへ、そぉかな?」





ゴミ袋を投げた女子とその取り巻きが
そんな会話をしながら出て行くと



クラスに残っていた他の生徒も
逃げるように教室を出ていった。




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